数理・データサイエンス・AIリテラシーレベル教材 目次詳細


 1. 社会におけるデータ・AI利活用
 
1-1. 社会で起きている変化 ・ビッグデータ、IoT、AI、生成AI、ロボット 1章1節 9-11, 29-32, 36-37
・データ量の増加、計算機の処理性能の向上、AIの⾮連続的進化 1章1節 7, 9, 38
・第4次産業革命、Society 5.0、データ駆動型社会 1章1節 38-39, 46-48
・複数技術を組み合わせたAIサービス 1章1節 34
・人間の知的活動とAIの関係性 1章1節 40-45
・データを起点としたものの見方、人間の知的活動を起点としたものの見方 1章1節 39-43, 45
1-2. 社会で活用されているデータ ・調査データ、実験データ、人の行動ログデータ、機械の稼働ログデータなど 1章2節 5-6, 8-10
・1次データ、2次データ、データのメタ化 1章2節 12
・構造化データ、非構造化データ(文章、画像/動画、音声/音楽など) 1章2節 15-16
・データ作成(ビッグデータとアノテーション) 1章2節 17
・データのオープン化(オープンデータ) 1章2節 13
1-3. データ・AIの活用領域 ・データ・AI活用領域の広がり(生産、消費、文化活動など) 1章3節 6-15
・研究開発、調達、製造、物流、販売、マーケティング、サービスなど 1章3節 5-8
・仮説検証、知識発見、原因究明、計画策定、判断支援、活動代替、新規生成など 1章3節 5-6, 9-10
・対話、コンテンツ生成、翻訳・要約・執筆支援、コーディング支援など生成AIの応用 1章3節 11-14
1-4. データ・AI利活用のための技術 ・データ解析:予測、グルーピング、パターン発見、最適化、モデル化とシミュレーション・データ同化など 1章4節 5, 16-20
・データ可視化:複合グラフ、2軸グラフ、多次元の可視化、関係性の可視化、地図上の可視化、挙動・軌跡の可視化、リアルタイム可視化など 1章4節 6-7, 9-11
・非構造化データ処理:言語処理、画像/動画処理、音声/音楽処理など 1章4節 12-14
・特化型AIと汎用AI、今のAIで出来ることと出来ないこと、AIとビッグデータ 1章4節 22-23
・認識技術、ルールベース、自動化技術 1章4節 13, 18, 25
・マルチモーダル(言語、画像、音声 など)、生成AIの活用(プロンプトエンジニアリング) 1章4節 24, 26
1-5. データ・AI利活用の現場 ・データサイエンスのサイクル(課題抽出と定式化、データの取得・管理・加工、探索的データ解析、データ解析と推論、結果の共有・伝達、課題解決に向けた提案) 1章5節 5-9
・教育、芸術、流通、製造、金融、サービス、インフラ、公共、ヘルスケア等におけるデータ・AI利活用事例紹介 1章5節 11-18
1-6. データ・AI利活用の最新動向 ・AI最新技術の活用例(深層生成モデル、強化学習、転移学習、生成AIなど) 1章6節 5-10, 12, 13-14
・AI等を活用した新しいビジネスモデル(シェアリングエコノミー、商品のレコメンデーションなど) 1章6節 5-8, 10-12
・基盤モデル、大規模言語モデル、拡散モデル 1章6節 13-14

 2. データリテラシー
 
2-1. データを読む ・データの種類(量的変数、質的変数) 2章1節 4
・データの分布(ヒストグラム)と代表値(平均値、中央値、最頻値) 2章1節 7, 8-11,
・代表値の性質の違い(実社会では平均値=最頻値でないことが多い) 2章1節 11
・データのばらつき(分散、標準偏差、偏差値)、外れ値 2章1節 12-13, 16
・相関と因果(相関係数、擬似相関、交絡) 2章1節 19, 23-24
・観測データに含まれる誤差の扱い 2章1節 15
・打ち切りや欠測を含むデータ、層別の必要なデータ 2章1節 17-18
・母集団と標本抽出(国勢調査、アンケート調査、全数調査、単純無作為抽出、層別抽出、多段抽出) 2章1節 25-26
・クロス集計表、分割表、相関係数行列、散布図行列 2章1節 14, 21-22
・統計情報の正しい理解(誇張表現に惑わされない) 2章1節 27
2-2. データを説明する ・データ表現(棒グラフ、折線グラフ、散布図、ヒートマップ、箱ひげ図) 2章2節 4-9
・データの比較(条件をそろえた比較、処理の前後での比較、A/Bテスト) 2章2節 11-13
・不適切なグラフ表現(チャートジャンク、不必要な視覚的要素) 2章2節 14
・優れた可視化事例の紹介(可視化することによって新たな気づきがあった事例など) 2章2節 15
・相手に的確かつ正確に情報を伝える技術や考え方(スライド作成,プレゼンテーションなど) 2章2節 16-18
2-3. データを扱う ・データの取得(機械判読可能なデータの作成・表記方法) 2章3節 4
・データの集計(和、平均) 2章3節 8
・データの並び替え、ランキング 2章3節 9
・データ解析ツール(スプレッドシート、BIツール) 2章3節 5-7, 11
・表形式のデータ(csv) 2章3節 10

 3.データ・AI利活用における留意事項
 
3-1. データ・AIを扱う上での留意事項 ・倫理的・法的・社会的課題(ELSI:Ethical, Legal and Social Issues) 3章1節 6
・個人情報保護、EU一般データ保護規則(GDPR)、忘れられる権利、オプトアウト 3章1節 17-18, 27, 29-30
・データ倫理:データのねつ造、改ざん、盗用、プライバシー保護 3章1節 12-15, 19
・AI社会原則(公平性、説明責任、透明性、人間中心の判断) 3章1節 31-32
・データバイアス、アルゴリズムバイアス 3章1節 22-23
・AIサービスの責任論 3章1節 32
・データガバナンス 3章1節 22-23
・データ・AI活用における負の事例紹介 3章1節 13-15, 24, 29, 37
・生成AIの留意事項(ハルシネーションによる誤情報の生成、偽情報や有害コンテンツの生成・氾濫 など) 3章1節 25
3-2. データを守る上での留意事項 ・情報セキュリティの3要素(機密性、完全性、可用性) 3章2節 35
・匿名加工情報、暗号化と復号、ユーザ認証とパスワード、アクセス制御、悪意ある情報搾取 3章2節 36-39, 40-43
・情報漏洩等によるセキュリティ事故の事例紹介 3章2節 42-43
・サイバーセキュリティ 3章2節 44

 4. オプション
 
4-1. 統計および数理基礎 ・確率、順列、組み合わせ 4章1節 92-96, 101-140
・線形代数(ベクトル、ベクトルの基本的な演算、ノルム、行列とベクトルの積、行列の積、内積) 4章1節 142-180
・1変数関数の微分と積分 4章1節 55-90
・集合、ベン図 4章1節 5-17
・指数関数、対数関数 4章1節 19-53
4-2. アルゴリズム基礎 ・アルゴリズムの表現(フローチャート、アクティビティ図) 4章2節 14-15
・並び替え(ソート) 4章2節 33
・探索(サーチ) 4章2節 26
4-3. データ構造とプログラミング基礎 ・数と表現、計算誤差、データ量の単位、文字コード、配列 4章3節 7, 9, 11-12, 24
・変数、代入、繰り返し、場合に応じた処理 4章3節 18, 21-22
4-4. 時系列データ解析 ・時系列データ(トレンド、周期、ノイズ) 4章4節 3, 6, 9, 13, 20
・季節調整、移動平均 4章4節 7, 19
4-5.自然言語処理 ・形態素解析、単語分割、ユーザ定義辞書、n-gram言語モデル、文章間類似度 4章5節 5, 8, 11, 15, 20
・かな漢字変換の概要 4章5節 12
4-6.画像認識 ・画像データの処理 4章6節 4-52
・画像認識、画像分類、物体検出 4章6節 55-56, 58, 66-68
4-7. データハンドリング ・データベース(リレーショナルデータベース、SQL) 4章7節 4, 6, 12
・データクレンジング:外れ値、異常値、欠損値の処理 4章7節 17, 19
・プログラミング(Python、R等) 4章7節 4-2および4-3の17
・データの抽出 4章7節 9
・データの結合 4章7節 9
・名寄せ 4章7節 15
・生成AIを活用したデータ加工 4章7節 21
4-8. データ活用実践(教師あり学習) ・教師あり学習による予測 4章8節 7, 10
 例)売上予測、罹患予測、成約予測、離反予測など
・データの収集(分析に必要なデータの確認、対象となるデータの収集) 4章8節 6, 8
・データの加工(データクレンジング、サンプリング、簡単な説明変数の作成) 4章8節 8-9
・データの分析(単回帰分析、重回帰分析、ロジスティック回帰分析、モデルの評価) 4章8節 6, 13, 15, 17-18
・データ分析結果の共有、課題解決に向けた提案 4章8節 6
4-9. データ活用実践(教師なし学習) ・教師なし学習によるグルーピング 4章9節 7
 例)顧客セグメンテーション、店舗クラスタリング
・データの収集(分析に必要なデータの確認、対象となるデータの収集) 4章9節 6, 9
・データの加工(データクレンジング、サンプリング、簡単な説明変数の作成) 4章9節 9-10
・データの分析(階層クラスタリング、非階層クラスタリング) 4章9節 6, 20
・データ分析結果の共有、課題解決に向けた提案 4章9節 6